デジカメ関連用語集
デジカメに関する用語集です。
・先ずは、アルファベットではじまるデジカメ用語をまとめてみました。(順番は基本的に発音順にしています)
- ISO(イソ)
もともとは光に対してのフィルムの感度を表すものだったが、デジカメでもこれに倣っている。ISO感度の数値が大きいほど光に対して感度が高く、少ない光量(暗い場所)で撮影できる。EV
露出指数のこと。カメラをシャッター速度を1秒、絞り値をF1にしたときに適正露出になる光量をEV0として、光量が多く(明るく)なるにつれてシャッター速度が1段速く、または1段絞り込むごとにEV1、EV2・・・と1づつEV値が増える。ExposureValueの略。 - Exif
イグジフ。デジタルカメラの撮影画像のJPEGやTIFFのファイルに付加されたテキスト情報で、撮影したカメラ機種名の他、撮影日時、シャッター速度、絞り値、ストロボの使用、WB設定などの情報が書き込まれている。
- AF
オートフォーカスのこと。ほとんど全てのカメラにAF(自動ピント)がついている。カメラで撮影距離を測定し、測定された距離にピントを合わせる機能。
- AE
自動露出のことで「適正露出」で撮影できるように、カメラが自動に被写体の明るさを判断し露出値を決める機能。キレイな写真を撮るためAF(自動ピント)より重要な機能かもしれない。一般的なコンパクトカメラにはプログラムAEが搭載されているが、高級機や一眼レフ機には、絞り優先AEやシャッタースピード優先AEなどが搭載されている。
- Aモード
絞り優先AEのこと。絞り値を任意に設定して、シャッタースピードをカメラ任せにして撮影するモード。
- Sモード
絞り優先AEのこと。絞り値を任意に設定して、シャッタースピードをカメラ任せにして撮影するモード。
- F値
レンズから入ってくる光量・明るさのこと。F1.0、F1.4、F2.0、F2.8、F4.0、F5.6等(中間の値もある)と表されるが、値が大きくなるほどレンズが暗くなる。例えばF1.0からF1.4に調整することを「一絞り分絞る」と言い、明るさが1/2(半分)になる。逆に明るくすることを「絞りを開ける」と言ったりする。
- Mモード
マニュアル露出モードの略で、シャッタースピードやF値をマニュアル(手動)設定するモードのこと。しかし、デジカメのコンパクト機の機種の一部にフルオートに対し、任意に設定できるモードをMモードと名付けて搭載しているものある。
- MF
マニュアルフォーカス。AFと違い、手動でピントを合わせること。
- CCD
撮像素子。Charge Coupled Deviceの略。
- CCDサイズ
CCDの大きさ。コンパクトデジカメの場合、1/2.5サイズ、1/1.8サイズ、2/3サイズなどがある。「1/2.5インチ」と書いてあることも多いが対角線の長さではない。例えば2/3インチの場合、実際のCCDの対角線は約11ミリ(タテヨコ6.6×8.8ミリ)になります。
- CMOS
撮像素子。 Complementary Metal Oxide Semiconductorの略。CCDよりCMOSのほうが消費電力が少ないとされている。また、信号の伝達スピードが優れているため動画撮影に向いている。
- JPEG
デジタルカメラの画像で一般的に使われている画像ファイル形式。他にTIFFなどが有るが、画像を圧縮してファイルの容量を小さく出来る特徴がある。
- JPEG圧縮率
圧縮率が高いほどファイル容量が小さくなる。その代わり画質が劣化する。逆に圧縮率を低くすると画質劣化は少ないがファイル容量が大きくなり、メディアへの保存可能な画像数が少なくなる。
- TFT液晶
薄膜トランジスターを使用した液晶モニターのこと。使用されている素材の差により何種類かあるが透過式低温ポリシリコンTFTが最も一般的になっている。
- TIFF
JPEGとともにデジタルカメラの画像ファイル形式の一つ。JPEGとの違いは圧縮されないので画像劣化はないがファイル容量が大きい。
- TTL方式
TTLはThrough The Lensの略。TTL方式とは、レンズを通して露出やストロボ発光量、またはピントなどを判断する方式のこと。
- DPOF
Digital Print Order Formatの略。デジカメの再生モードの中でで画像とプリント枚数を指定して、プリントしたい画像と枚数を指定通りに写真出力出来るようにしたもの。
- Pモード
プログラムAEのこと。 カメラまかせで気軽に撮影できる全自動モードに近い。
- RAWデータ
RAWは直訳すると「生(なま)」の意味。デジカメで撮影された画像データは通常、カメラ内で画像処理や圧縮が行なわれるが、その処理をせずに記録するデータ形式。画像処理は撮影後にパソコンでユーザーが行い、JPEGデータ等に変換する。またこのことを「RAW現像」と呼んでいる。
- アンダー
写真がキレイに写る適正露出よりも、暗く写った写真を露出アンダーの写真と呼んでいる。
- 色温度
ケルビン(K)という単位を用いて、光の色を温度によってあらわしたもの。日中(正午)の晴れの日の太陽光は5500K前後を基準として、これよりも青いと色温度が高くなる。逆に色温度が低くなると赤い光になる。
- オーバー
写真がキレイに写る適正露出よりも、明るく写った写真を露出オーバーの写真と呼んでいる。特にデジカメプリントの場合、明る過ぎて写った部分は“白トビ”等と呼ばれて白一色の写真になって階調が再現されない。
- 解像度
dpiやppiなどの単位が使われる。1インチ(2.54cm)内に、何画素・ピクセルあるかを表したもの。
- 階調
写真または画像の明るい部分から暗い部分までを表現する明るさの段階のこと。JPEG画像で圧縮率が高いと滑らかな階調にならない。
- 開放F値
レンズの絞り(F)値を一番小さくした際の絞り値。
例:「100mmF2.8」といったレンズの場合、2.8が開放F値である。
値が小さいほどレンズが明るい。 - ガイドナンバー
ストロボ・フラッシュの光の強さを表したもの。光が全くない部屋で、ISO100の感度で1メートルの距離のものをストロボ撮影した場合、適正露出になる F値がガイドナンバーになる。F値が14にした時に適正露出になるならガイドナンバー14、光量のあるストロボでF値を28にしたとき適正露出になるならそのストロボはガイドナンバー28になる。
- 画角
写る写真・画面の範囲の角度のこと。通常はレンズの焦点距離で表され、単位はmmが用いられている。注意が必要なのは例えば同じ焦点距離20mmのレンズでも、コンデジとデジイチなどCCD/CMOSのサイズが違えば画角が違ってしまう。(参照:35mm換算)
- 逆光
太陽などの光源が、被写体の背後方向にある状態のこと。
- 銀塩写真
最近は銀写真とも言う。印画紙の感光材に銀が含まれているからこの様に言われている。インクジェットプリントなどとの対比として、フィルム時代以上に銀塩/銀写真という言葉がよく使われている。
- 原色フィルター
撮像素子のCCDやCMOSには、光の強弱(明るさ)を読み取ることしか出来なく、各フォトダイオード(各画素)に色フィルターを付けている。そのフィルターにRGB3原色を使ったものを原色フィルターの撮像素子とよんでいる。
- コントラスト
画像・写真の明暗の差
- 絞り
F値。レンズ内部にある絞り羽根等で取り込む光の量を加減する仕組み。
- 絞り優先モード
撮影時に絞り値(F値)を任意に選択・固定してシャッタースピードをオート(カメラ任せ)にして写す撮影モードの一つ。
- シャッタースピード
CCD・CMOS、フィルムに光を当てる時間。
- シャッタースピード優先モード
撮影時にシャッタースピードを任意に選択・固定して絞り値(F値)をオート(カメラ任せ)にして写す撮影モードの一つ。
- 視野率
撮影された画像と、ファインダーをのぞいて見える景色等(像)との差。
例:視野率94%とは、撮影された画像の94%がファインダーで見られるという意味で、視野率100%が理想であり、これを達成したカメラは最高級一眼レフの条件になっている。 - 補色フィルター
撮像素子のCCDやCMOSには、光の強弱(明るさ)を読み取ることしか出来なく、各フォトダイオード(各画素)に色フィルターを付けている。そのフィルターにCMY3原色を使ったものを補色フィルターの撮像素子とよんでいる。
ただ、デジカメの殆どは原色フィルターを使っている。