FUJIFILM X30はEVF搭載の2/3型センサー機
高級コンパクトのFUJIFILM X30 が9月20日(2014年)に発売されます。
FinePixとは一線を画す高級機(フジフィルムではプレミアムカメラと呼んでいます)
であるXシリーズの新製品になります。
多のデジカメメーカーが高級コンパクト機に採用している1/1.7型のイメージセンサーより
一回り大きな2/3型を採用するなど、画質に拘ってきたのがXシリーズになりますが、
FUJIFILM X30 では、EVF(電子ビューファインダー)が搭載されたのが一つ大きな
特徴として挙げられます。
EVFは最高水準の236万ドット0.39型有機ELディスプレイが奢られていて、表示のタイム
ラグは世界最短0.005秒を達成したとしています。また、撮影効果反映のON/OFF切替え
機能も備わっているそうです。(背面ディスプレイは、3.0型約92万ドットのチルト機能付
きTFT液晶)
レンズは光学手ブレ補正機能付きの。35ミリ判で28~112mm相当の7.1~28.4mmで
F2.0~2.8の明るい大口径なものです。
【新たに「クラシッククローム」搭載】
これまでも富士フィルムFinePixの中には、ポジフィルムの色調を再現した
「フィルムシュミレーション」モードを搭載したものがありましたが、ベルビアや
プロビアなど、彩度の高い鮮やかな色で写るフィルムに似せたものが多かったです。
今回、FUJIFILM X30に搭載された「クラシッククローム」モードは、もう一方のフィルム
メーカーであるKodak(コダック)の、渋くて深みのある色合い重厚さを表現できるフィルム
としてプロカメラマンを中心に人気のあった『コダクローム』に似た色調の撮影モードです。
柔らかい階調とシャドー部における豊かな陰影、派手な色の被写体を撮影した際に色飽和
を起こしにくい色調を実現しているとのことです。
有効画素数は1200万画素ですが、4000×3000ピクセルとフル画素になるのは縦横比が
4:3の時になります。アスペクト比は3:2、16:9、そして1:1に切替えてしゃしんを写すことが
できますが、画素数はそれぞれ4000×2664ピクセル、4000×2248ピクセル、2992×
2992ピクセル等と、なっています。
撮影した写真の出力は
FUJIFILM X30で撮影した写真からのプリントは同じフジフィルム製のフロンティア
での出力が相性が良く高品質に仕上がります。4切などの大伸ばしもキレイ(画素数設定が
LまたはM)に仕上がりますが、黒フチがついてより一層引き立ってみえる『プレミアム
プリント』がお勧めです。
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