プリントン
「デジカメプリント 写真のフロンティア」店長・加藤です。
パソコンの2000年問題が騒がれていた90年代末は、まだネガフィルムの消費が落ちていませんでしたが、デジタルカメラを使う人も増えてきていました。
富士フィルムでは、PSD400の他に「アラジン・エース」などの店頭でデジカメプリントを処理する機器を勧めていましたが、「アラジンエース」で出力するよりもエプソンのプリントン(PT-100)の方が色鮮やかでしたので、当店では、この時期プリントンを導入してデジカメプリントLサイズの出力サービスを行っていました。
エプソンのインクジェットプリンターは、PMシリーズ、その前はMJシリーズですが、1機種だけPT-100”プリントン”と名付けられ別格な存在でした。
CMキャラクターもスピードの4人ではなく、プリントンだけはまだ若手芸人だった爆笑問題がつとめていました。
このプリントンの特徴は先ずパソコンいらずでデジカメプリントが出来ることでした。
その点が「アラジンエース」と同様で、しかも値段も安くキレイにプリント出来ることが導入した理由でした。
他の特徴は広告(写真)に書いてありますが、
- 大きな液晶ディスプレイと操作スイッチ。音声ガイド機能も付いているから初めての方でも大丈夫。
- エプソン独自のスーパーマイクロドット方式を採用。「1440×720dpi」の超高画質を実現。
- はがきプリント(Lサイズ)が1枚あたり、なんと31円!使うほどに嬉しい低ランニングコスト。
- もちろんパソコンに接続して使用することも出来ます。(対応パソコンはカタログをご参照ください。)
・・・と、なっています。
この当時は、支店の2階で寝泊りしていましたが、その支店にプリントンを置いていました。
そして、お客様よりデジカメプリントの注文を頂くと、スマートメディアやCFカードをお預かりして、それを持ち帰り夜にプリントしていました。
ペーパーはロール状になっていて後で1枚毎にカットする必要も有りましたが、1枚プリントするのに時間が100秒(高画質設定時)くらいかかっていました。
ですから100枚もプリントすると終わるのは夜中の12時を過ぎでした。
そんな思い出のあるエプソンのプリントンでした。