ソニー初のハイアマ向けデジタルカメラCyberShot PRO
「デジカメプリント 写真のフロンティア」店長・加藤です。
こんなデジカメもありましたシリーズの第25弾です。
最近多いのですが今回も、第22~24弾と同時期に発売されたデジカメになります。
まだ”α”はミノルタの35㎜一眼レフカメラのブランドで、キャノンEOS‐3やニコンF100のライバル機である高級一眼レフα9を発売していたのと同時期に、ソニーはカメラや写真を趣味としているハイアマ層向けのデジタルカメラを発売していました。
既報のキャノンPowerShot Pro70(158,000円)と同様に機種名に Pro を付けたソニーCyberShot PRO です。価格も235,000円とかなり高価なものでした。
PowerShot Pro70と同じ1/2型の撮像素子(CCD)と、明るさF2.0~2.4のレンズを搭載していました。
しかしCyberShot PROの方が35㎜版換算で28~140㍉と高倍率でした。
測光モードもスポット測光と中央部重点測光があり、シャッタースピード優先AEや絞り優先AEだけでなくマニュアルも可能な露出モードを備え、ホワイトバランスのマニュアル設定も出来ました。
ソニーとしてカメラメーカーに対抗した初めてのハイエンド機でしたが、写り・画質は PRO だけに当時ではトップクラスのものでした。
この後、ソニーはコニカミノルタからカメラ事業を引き継いでデジタル一眼レフαシリーズを発売するまで、ハイエンド機となるCyberShot PRO の後継機種の販売を続けていました。
(こんなデジカメもありました第24弾:CP-700Z)