3点測距のキャノンEOS10QD
初めて一眼レフカメラを買ってから、早いもので20年が経ちました。
その時はミノルタ、ニコンと迷ったのですが、新発売になったキャノンEOS10にしました。
既にEOS650、620、630、750、RTなどと何機種も発売されていましたが、それらのEOSと、プロ用のEOS1の中間に位置するカメラとして発売されたEOS10は、その高性能さと搭載された最新機能が気に入り愛用機になりました。
EOS10は、EOS1でもAFは画面中央の1点測距だったのに対して初の多点測距(3点)の機種になり、さらに測距点は自動選択の他に手動選択も出来ました。
そしてピントが合うと赤色LEDで測距点が光る斬新なものでした。
EOS10のもう一つの特徴はイメージセレクトダイヤルを採用したことです。
これで撮影モード設定を初心者でも扱いやすい一眼レフカメラになりました。
これらの機能は、その後のEOSのみならず他メーカーのAF一眼レフに大きな影響を与えました。
当時はこのEOS10QDでよく写真を撮りました。望遠レンズも買い揃えて鈴鹿サーキットにも行きました。(90年、91年)
3点測距で動体予測に強くなったと説明書や製品カタログに載っていましたがF1マシンを写してみて、その性能を身を持って体験しました。