「デジカメプリント 写真のフロンティア」店長・加藤です。
「91 来年は、こうなる!」の最終回です。これまで写真業界誌「イメージング」の
90年12月号の記事を元に書いて参りましたが、今回は"デジカメ"の20年前の
状況について書かれている文章を引用しました。以下{ }内(一部省略)。
{用途開発を模索中のスチルビデオは91年も需要の本格化は「?」
華々しい登場感の割にはマーケットの構築は尻すぼみで、もうひとつ市場が
見えてこないのがスチルビデオ市場。このフロッピーに記録するスチルビデオは、
昨年に比べ約1割増の出荷と、文字通り"静止"の世界に入ってしまった。
キャノン、ソニー、京セラ等ではマーケットづくりの地道な努力をしているが
決定打は無さそう。ただ、キャノンでは「アイオン(Q-PIC)」が欧州で日本の
数倍の出荷となっているので何かが見えてくるかもしれない。
来年だが残念ながらマーケットが急拡大することは難しい。新機種の発売も
ありそうだが用途の提案をしながら手探りの状況が続きそうだ。
いずれにしても、民生用には5年以上かかると見られている。ICメモリーカードや
画像圧縮の規格統一がテーマで、民生用の話はそれからということになりそうだ。}
90年当時は、先ずデジタルカメラとは呼ばないでスチルビデオと呼んでいた
のが判ります。メディアカードは無く、Q-PICのようにフロッピーディスクに書込む
方式でした。そして、これから普及が進むと予想されている訳でもなく、企業向けの
ニーズ(それまでは現像を出しに行かなくてもOKなポラロイド等のインスタントが
使われていました)を掘り起こすことが出来れば良いと考えていた程度でした。

89年発売のキャノンQ-PIC(RC-250)価格は99,800円
SV(スチルビデオ)カメラと呼んでいました。