20年前の近未来予想

「デジカメプリント 写真のフロンティア」店長・加藤です。

20年前は、写真産業/写真市場は拡大基調にあり、勢いのある話題が多かったです。

古い写真業界誌を見ていましたら、90年(平成2年)の年末号に

「91 来年は、こうなる!」という記事が載っていました。

20年前のものですが、当時のカメラ店を取り巻く状況を振り返り、

それに基づいて来年以降を展望したものです。その後のことがズバリ的中

したものや、予測が全く外れたものがあり、見ていてなかなか面白いです。

今回はその中の幾つかをご紹介いたします。

1、1990年は、フィルム、カラープリント、カメラ、レンズ、ビデオムービーなど

各分野は概ね前年実績を上回っている。しかし、それまで高級乗用車が

飛ぶように売れるなど8月までは前年比2桁の伸びを続けてきた新車販売が、

9月10月と横ばいになり、11月は前年割れした。また、百貨店の売り上げも

今年4~6月は前年比2桁の伸びだったものが、10月には3%の伸びまで落ち

込んだ。など・・と、景気後退の予兆と、大店法の緩和によってニュースを賑わした

「トイザラス」に代表される大型量販店の相次ぐ出店が、中小の写真カメラ専門店に

とって頭の痛い問題となるが、この好景気が本当に失速するのか、大型店との

競争が激化するのかはまだ先行き不透明だ。と予測していました。

2、カラープリント需要は3年余り堅調に伸び、9%程の伸長率で35㍉カラーネガは

3億本を超えた。個人消費レベルではアウト・ドア志向のレジャーや

海外旅行1000万人に代表される余暇活動が活発であるから、来年(91年)も

同程度の伸びが期待できる。そしてフィルムは、高感度400の割合が高まり

25%を占めて、常用フィルムとして認知された。各フィルムメーカーからは一段と

ハイレベルな高画質タイプが発売されるだろう。

3、86年に登場し、拡大一途の「写ルンです」などの使いきりカメラは

3000万本以上販売されたが、さらに拡大する勢いを見せている。

コンパクトカメラの売れ行きには影響が出ていないが、写真専門店などで

販売されるよりも、他業種の販売ルートで売られる比率が上がって来ている。

また、使いきりカメラのプラスチックボディーにバッテリーの回収リサイクル問題

では社会的な環境対策が迫られている。使い切りカメラが社会的に広く認知

されるにつれ小売店では良識が求められてくる。

以上、今回はここまでに致します。続きは次回に書き込みます。

今読み返してみると20年前はまだバブルの頃で世の中全体が

右肩上がりだったことがよく分かります。

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