アラジン1000

「デジカメプリント 写真のフロンティア」店長・加藤です。

富士フィルムは96年の春、APSカラーネガフィルム、APSカメラ(EPIONシリーズ)、APSフィルムの写ルンです、APSポジフィルムの他、AP-1(フォトプレーヤー)、AS-1(フィルムスキャナー)などを一気に製品化し発売しました。

一方では、写真店向けにAPS対応のミニラボ(写真現像機)も揃えました。

さらに業務用(写真店だけでなくパソコンショップなども想定していました)の製品として、「アラジン1000」と名付けられた”デジタルイメージワークステーション”を発売しました。

アラジン1000

「アラジン1000」は、APSフィルムだけでなく35㍉フィルム等から、それまで無かった様々なデコレーション・装飾を施した写真プリント(サンリオ・キャラクターのテンプレートも用意されていました)が作れて、それもタッチパネルでお客様自身が楽しみながら操作出来る機械でした。

そして、お客様の写真をパソコンで使えるデジタルデータにするデジタル入出力サービスも行えました。

こちらもAPSフィルムや35㎜フィルム、そして写真(プリント)から、当時の主力メディアであるフロッピーディスクとZIPディスクにデータを入力・保存するサービスでした。

「アラジン1000」を導入していない店舗では、デジタル入出力サービスは、お客様からAPSフィルムなどを預かり、ラボ(フジの現像所)へ出して数日後に仕上がってきた物をお渡ししていました。


97年の写真業界の月刊誌には、毎月アラジン導入店が紹介されて店の様子やお客様の反応の記事が載っていました。

都心部の写真店へは結構「アラジン1000」の設置が進んでいたようです。

導入動機は写真映像の総合専門店を目指すお店もあれば、デジタル分野にチャレンジする入り口と考えているお店と様々でした。

しかし時代はCD‐Rが登場し、フロッピーディスクは容量が少なく、富士フィルムが普及に力を入れていたZIPディスクも思うように行かず、富士フィルムのデジタル画像サービスはより本格的なF-DIサービス に移行していきました。


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