こんなデジカメもありました。ミノルタRD-175
「デジカメプリント 写真のフロンティア」店長・加藤です。
95年に発表された各社の製品紹介が続いていますが今回も「こんなデジカメもありました」第17弾といたしましてミノルタのRD-175を取り上げてみました。
ミノルタが、一眼レフカメラα-303siを流用して、業務用デジタルカメラを他社より低価格(68万円・カメラ本体のみ)で発売したのがRD-175 になります。
“35mm一眼レフ型”のデジタルカメラとしては1,100gと世界最小・最軽量の機種でした。
記録メディアはPCMCIA ATAカードを使用し、α-303si のボディーを使っていましたので、ポップアップする内臓ストロボが利用できました。
そしてα用の交換レンズの殆どが撮影に使えました。
また、撮影画像の画素数は175万画素でしたが、1/2インチ型の38万画素CCDが3枚使ったちょっと特殊な構造になっていました。
(←.sony.jp/dslr/history/2-6.html より)
175万画素のCCDを作るのにコストがかかり、カメラ本体の価格が高価になってしまうため、3枚の38万画素CCDを用いて業務用途に耐える高画質を実現させていました。
そしてこの3板式の構造はローパスフィルターが不要となって解像度の高い画像を得る事ができました。
(こんなデジカメもありました第16弾は:キャノンEOS-DCS3 コダックEOS-DCS5 そしてEOS-DCS1 )