こんなデジカメもありました。FinePix M603
「こんなデジカメもありました」第18弾です。
2002年11月に発売されたフジフィルムのデジタルカメラFinePix M603 です。
フジフィルムは撮像素子(CCD)を自前で作っているメーカーですが、独自の構造で集光率が高い「スーパーCCDハニカム3」をFinePix M603 に搭載して02年当時でも最大ISO1600を実現したのに加え、連写機能も充実(0.2秒間隔で4コマの連写、サイクル連写、0.6秒間隔で40コマまでのメガ連写)していました。
しかし、このカメラ最大の特徴で、他のFinePix と決定的に違う点は動画撮影に力を入れていたところです。
初の!動画撮影に対応したデジカメ
当時としては最高の640×480画素で毎秒30フレームの音声付きTV画面サイズフルフレーム動画の撮影が可能でした。
そして動画再生のために本体背面の半分近くを占める2.5型の大型液晶モニターを搭載していましたが、他のデジカメのものより一際大きかったです。
これだけ動画にもこだわったデジタルカメラは存在しませんでしたが、動画はビデオカメラで撮るものといった意識・認識が強く、デジカメではきちんとした動画が撮れるとは思っていない方ばかりでした。
また、ボディーもコンパクトで横長の”カメラらしい”デザインの方が人気が有りましたので、動画撮影を意識させるムービーカメラっぽい本体は逆に良い印象を与えなかったみたいです。
(こんなデジカメもありました第17弾:ミノルタRD-175)
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