桜の花をキレイに撮るには
日本人なら誰しも、は少し大げさかも知れないですが、これからの季節に多くの人が桜を写します。
風景写真として撮影したり、花のアップを狙った写真だったりと、春になるとお客様が写された多くのプリントを目にします。
さて、今回は以前に何度か書き込んだホワイトバランスの応用編としまして、桜の花びら(クローズアップ写真)を写すときのワンポイントアドバイスを載せてみました。
本当に美しい桜の花びらの写真を写すなら、柔らかな光があたる朝早くが良いです。
一眼カメラをお使いでしたら絞り優先モードにして、絞りを解放付近にするとボケの量が多くなり柔らかな感じの写真が撮れます。
しかし、そこまでは出来ないという方も多くいらっしゃると思います。
でも、そんな方にもカンタンに出来る事ですので試していただきたいのが、色んなホワイトバランスモードにして同じ写真を撮影していただく事です。
日中の屋外だからとオートホワイトバランスばかりで写してみても、そんなに悪い写真ではないけど今一つキレイだと思える桜の花が出ない。
この様なとき、特に花弁のピンク色を出したい場合は、ホワイトバランスを「蛍光灯」にして下さい。
蛍光灯にすると絶対ということは有りませんが、キレイな桜の花びらが写せると思います。
もしデジカメを持って桜を撮影しに行かれるならオートと蛍光灯の両方で写真を撮ってみてください。
<オートまたは晴天で写した画像イメージ> ほぼ見たままの感じになります。
<蛍光灯で写した画像イメージ> ピンク色がキレイに写せることが多いです。
<曇天で写した画像イメージ> 青味を補正するため赤や黄色を加えています。
曇りのシーンで写すと見た色に近い仕上りになります。
また、電球で写すとかなり青い写真になります。(赤味、黄味を補正するため)