「デジカメプリント 写真のフロンティア」店長・加藤です。
前回、ストロボの光の強さをあらわすガイドナンバーについて書いてみました。
しかし強さだけが分かっても、実際のストロボを使用して写真を撮影する場面では、
あまり役に立ちません。(もっとも、全自動のカメラまかせでGNも何も気にしなくても
ほとんどキレイに写せてしまうのですが・・・)
今回は、GNがいくつだから、こういう条件で写せばストロボ光が何メートル先まで届くか。
つまりキレイに写せるか。という距離の求め方を説明させていただきます。
GNはF値(絞り値)と関係があると書きました。絞りとはレンズの明るさのことです。
今回の計算式にもF値が出てきます。 GNとF値とISO(感度)の3要素が関係します。
ストロボ光の到達距離(m)=GN×「ISO」÷F になります。
注:「ISO」は感度で、
ISO100は1、ISO200は1.4、ISO400は2、ISO800は2.8、ISO1600は4、ISO3200は5.6・・を代入。
例1:GN28のストロボ、感度設定はISO400、レンズのF値は5.6 の条件ですと
28×2÷5.6=10 になりますので到達距離は10メートルになります。
例2:(例1)で感度設定をISO1600にしますと
28×4÷5.6=20 になりますので到達距離は20メートルになります。
例3:(例1)でレンズのF値は2.8(明るく)にしますと
28×2÷2.8=20 になりますので到達距離は20メートルになります。
大光量であるGNの大きなストロボを使うだけでなく、感度を高く設定する、または
明るいレンズを使ったり、絞りを開いて使うことでも到達距離を調整できます。
実際に撮影される際は、カメラに内臓されているコンピューターで計算して、
ストロボ発光量やF値、さらに感度を調整して適切な露出になるようにAEが働きます。
しかし、デジタル一眼レフカメラの場合、内臓のGN16のストロボ&開放F値5.6のレンズの
組み合わせよりも、GN28の外付けストロボ&開放F値2.8のレンズを使用した方が
暗くて厳しい撮影条件下でも、性能に余裕があるため、無理にISO感度を上げずに
キレイな写真が撮れます。
その他、ご注意点としまして、
①ここに書いた"ストロボ光の到達距離"は、真っ暗闇の中の撮影条件のもと、
ストロボ光のみで適正露出で写せる距離です。
②この"到達距離"を多少超えた距離でも、やや光の強さは不足しますが、実際には
その他の光源(室内の蛍光灯など)もあることが多いですので、ただちに露出不足に
なる訳ではありません。(この場合ストロボ光とのミックス光の写真になります。)