その場で現像できるプリンカムFinePixPR21
「こんなデジタルカメラもありました」で、デジカメとMP3オーディオプレーヤーが一体になった富士フィルム製のFinePix40iをご紹介しましたが、本日はそれに続いての第2弾です。
本日ご紹介するのは、”プリンカム”という愛称で、10年位前に発売された
FinePix PR21というカメラです。
またもや、富士フィルムのカメラですが当時の宗雪社長がデジタルとインスタントの結婚と表現されていたそうです。
「プリンカムくん」と呼ばれるオリジナルキャラクターも作り、発売キャンペーンも記念グッズを2万名にプレゼントしたり大々的に行っていました。
既に発売されていたFinePiXをベースにして、本体にチェキ・フィルム(インスタント)を使用するプリンターを内臓していました。
普通にデジカメとして使える他、当時すごい人気だった撮ったその場で写真になるチエキとしても使える良いところどりをしたカメラでした。
チェキや、ポラロイドなどのインスタントカメラはすぐに写真で見られるのが支持されていましたが、宿命的な欠点としまして撮った写真の焼き増しが出来ませんでした。
その点、プリンカムでは先ずデジカメとして撮影してから、RGB各256色・240dpiの本体にあるプリンターで好きなだけ焼き増しすることができました。
逆に、写したその場でプリントが出来ないというデジカメの欠点?ともいえる部分をも一気に解決した、新しいジャンルのカメラとして期待されていました。
世の中、ミレニアムだとか2000年問題とかで騒がしかった頃でした。
デジカメの出荷台数も現在の10分の1ほどで、まだ持っていない人の方が多かったです。
そしてチェキの人気は凄く、カメラは売り切れで予約を受け付けてやっと1ヶ月後にお渡し出来る状況でした。
チェキのフィルムもたくさん売りました。
ディズニーのキャラクターがついたフィルムもありました。
同じくポラロイド社の「ヒッパレー」も人気がありました。そんな名前のTV番組もありました。
そんな時に発売されたのが「フジフィルム・デジタルインプリンターカメラ・ファインピックスPR21」(愛称:プリンカム)でした。